2020年10月29日
STOP!野生動物採集!
こんばんはー!爬虫類大好きスタッフのカワナベです(*´▽`*)
今日はみなさんにとっても真面目なお願いがあります!!!
特に小さなお子様のいらっしゃるご家庭や学校の先生をされている方などに
当てはまることが多いかと思いますので
よろしければ最後まで見ていってください!!!!!
さて!この夏!
ブログの方でも日本でつかまえられる爬虫類の飼育方法特集などを行ってきました!
実際お店の方にもたくさんのお問い合わせをいただき
なんと繁殖まで行ったという方も数名いらっしゃいました✨
めちゃ凄いですね!!!!!!
そんなお店でも紹介してきた日本でつかまえられる爬虫類なのですが
できれば今の時期は捕まえないで上げてほしいのです(´;ω;`)
寒くなってくるこの時期、爬虫類たちは冬眠するための栄養を蓄えるため
命がけでの狩りをしています。
寒い冬を越え、生きるために必死なのです。
例えばそんな生き物をつかまえてしまった場合、
その間、ご飯を食べられなくなってしまいます。
「え?ごはんあげたらいいじゃん!」
と思った方もいらっしゃると思いますが、多くの爬虫類は捕まった時のストレスで拒食を起こしてしまうことがほとんどです。
また「人口の餌ではだめですか?」と聞かれることがありますが
基本野生で生きてきた子は生きた餌しか餌として認識できません。
ネットによくある「人口フードでも大丈夫です」は、あまりうのみにしない方がいいです。
※まれに食べることもあります。
野生で生きる子にとって冬前のこの時期に餌を食べられないのは死活問題になります。
それと意外と知られていませんが
日本でつかまえられるトカゲは紫外線のライトがないと長期飼育することはできません。
また、保温器具を準備しなければ飼育下で冬を乗り越えることは難しいです。
カルシウムパウダーなどのサプリメントやライトの使用できるケージなどを考えると余裕で万単位のお金がかかってきます( ゚Д゚)
正直言って人間の手で育てられた生き物に比べて
野生動物の飼育というのは非常に難しいです。
生物への愛情はもちろんですが
かなりの覚悟と知識、愛情とお金をかけてあげられる余裕がなければ長期飼育は難しいです。
どうか今、生き物を見かけたら
捕まえる前に一度考えてみてください。
また、お子様がつかまえてきた際はその小さな命を育てていく大変さをしっかりと教えていただけると嬉しいです。