2021年07月20日
水槽の水替えってどれくらいやればいいの?続編
皆さんこんにちは。
第一回目「水替えってどれくらいやればいいの?」の続編です!
前回のおさらいは、
「水替えセオリーは週に1回1/3。
しかし、セオリー以上の回数を行う必要がある場合も多い。
その場合は水質の急激な変化が無いように心がける。
まずは、週に1回1/3を頑張ってやっていきましょう!」
でございました。
前回の話の中に出てきた、NG水替え方法。
「水槽の水全部抜く」池の水じゃありません。
についてより詳しくお話しようと思います!
意外と多いこの方法。
まだ飼育を始められてない方も、水替えとはこうゆうやり方であると勘違いされていることも多いです。
水槽のサイズをご説明している時に、60cm水槽をおススメしていると
「でもこれじゃ、水替えするときに持ち運べないのでこっちの10cmくらいの・・」と言われることがかなり多いです。
勿論、僕も持てません。 いや、持ちません!
※危ないので持つなら、小さい水槽でもある程度水を抜いてからor空にしてからですよ皆さん!
水替えとは、
水槽をえっちらほっちら流しまで運んで、
ジャーっと流して、砂利をごしごし洗って、
新しい水を入れる。
と勘違いされている方って実際結構多くて、
やられてるよって方も多いのです。
確かに水替えという言葉だけ見ると、水を新しいのに替えてるので大正解なんですが、
まずは水替えの目的という所を理解していきましょう。
まず、水替えとは古くなった水を新しい水に入れ替える。
という作業なわけですが、その中に
「水の中にある汚れ物質を取り除き、汚れ物質を0、もしくは、0に近くなるよう低い濃度にする」
という大きな目的があるんですね。
この汚れ物質とは、アンモニアや硝酸やら色々あるわけですが、
各物質の詳しい話はまた機会があれば・・
そして、厄介なのがこういった物質は水中に溶け込んでいる為、目に見えないんです。
汚れ=目に見えるもの(糞とか残り餌とか)って思われてることがかなり多いですが、実はこれは△。
目に見える汚れは全く無い水槽だから大丈夫と思っていても、実は結構汚れ物質が溜まっているってのは良くある話。
私自身が、お店で働き始めたスタッフにまず始めに伝えることは、
「水槽飼育とは目に見えないものをコントロールすることで、目に見える汚れが見えている状況から対策してもそれは遅い。」
と教えています。それくらい重要な項目なんですね。
お魚飼育をしていると、知らない間にこの見えない汚れは水の中に溶け込んで、どんどん溜まっていきます。
そしてその濃度が高くなると、お魚が死んだり、病気になったり、コケだらけになったりするんですね。
じゃあ、水全部替えたら汚れ0じゃん!超綺麗!
となってしまいそうですが、そこは一つ踏みとどまってください(笑)
水槽の中のお水は、お魚の住んでいる場所そのものであって、我々でいうと空気みたいなものなんです。
あくまでイメージとしてなんですが、
突然、酸素濃度がめちゃくちゃ薄い所にテレポーテーションされるとか、30℃の温度の所から0℃の所にテレポーテーションされるとか
絶対身体がびっくりしますよね。
人間だから死なないこともあるかもしれませんが、小さい身体のお魚には、それはもう大ダメージなんです。
よく例えで出すのが、この世にどこでもドアがあるとして。
家から急に富士山の山頂に行ったら、気圧の高低差とか環境が急に変わりすぎて頭痛くなるよね絶対。ゆっくり登っても高山病になるのに急に行ったらダメージあるよね。
という話。なんとなくイメージ出来そうですかね?
飼育水を全部抜いて、真新しい水にお魚をエイヤーと入れると、
お魚にとってはこういう状況になってしまうということを知っておいてください。
水は水、どこの水も同じ水。ということではなく、
水槽が違えばそれは全く別の水。
温度が一緒でも、全く別の水。
なんです。
このお話は、購入後の水槽導入のお話でも詳しく書こうと思っていますのでまた・・
そして、水槽飼育において超重要な存在がバクテリア。
バクテリアについても機会があれば詳しく書きますが、水槽内を綺麗に保ってくれているのはこのバクテリアなんですよ。
ろ過機をつけたから綺麗になるってわけじゃないんですね。
そしてそう、このバクテリアも目に見えません(笑)
目に見えないものばかりなのです・・
簡単に説明すると、
バクテリアが大きな汚れや物質などを分解します。
最終的にある汚れ物質に変えてくれるのですが、これが水槽内にたまっていきます(これを分解するバクテリアがほぼいない)。
その最終物質を含めた汚れを水替えで減らす。
っていう流れなんですね。
このバクテリアが、今回の話にどう繋がってくるのかというと
水全部抜いて、全部丸洗いしたら大事なバクテリアが居なくなってしまいます。
つまり、
水を綺麗にするシステムを水替えする度に、全部なかったことにしている。
という状況に陥るわけですね。
「毎回全部水替えて洗っているのに、すぐ汚れる」
という現象の裏には、そもそもその水替え方法自体が水を綺麗にする力を無くしている。という事実があったのです。
つまり「週に1回1/3の水替え」とは、
魚にダメージを与えない程度の水質変化で、汚れの物質を少なくする。
&バクテリアも全部捨てない
を目指すための量と回数なんですね。
量や回数が多すぎたりすれば、魚とバクテリアに大ダメージ。
少なすぎれば、汚れが溜まって魚に大ダメージ。
水替えの重要性がなんとなくですが分かっていただけたのではないでしょうか?
そんな水替えに使用するアイテムがこちら、
第一回目「水替えってどれくらいやればいいの?」の続編です!
前回のおさらいは、
「水替えセオリーは週に1回1/3。
しかし、セオリー以上の回数を行う必要がある場合も多い。
その場合は水質の急激な変化が無いように心がける。
まずは、週に1回1/3を頑張ってやっていきましょう!」
でございました。
前回の話の中に出てきた、NG水替え方法。
「水槽の水全部抜く」池の水じゃありません。
についてより詳しくお話しようと思います!
意外と多いこの方法。
まだ飼育を始められてない方も、水替えとはこうゆうやり方であると勘違いされていることも多いです。
水槽のサイズをご説明している時に、60cm水槽をおススメしていると
「でもこれじゃ、水替えするときに持ち運べないのでこっちの10cmくらいの・・」と言われることがかなり多いです。
勿論、僕も持てません。 いや、持ちません!
※危ないので持つなら、小さい水槽でもある程度水を抜いてからor空にしてからですよ皆さん!
水替えとは、
水槽をえっちらほっちら流しまで運んで、
ジャーっと流して、砂利をごしごし洗って、
新しい水を入れる。
と勘違いされている方って実際結構多くて、
やられてるよって方も多いのです。
確かに水替えという言葉だけ見ると、水を新しいのに替えてるので大正解なんですが、
まずは水替えの目的という所を理解していきましょう。
まず、水替えとは古くなった水を新しい水に入れ替える。
という作業なわけですが、その中に
「水の中にある汚れ物質を取り除き、汚れ物質を0、もしくは、0に近くなるよう低い濃度にする」
という大きな目的があるんですね。
この汚れ物質とは、アンモニアや硝酸やら色々あるわけですが、
各物質の詳しい話はまた機会があれば・・
そして、厄介なのがこういった物質は水中に溶け込んでいる為、目に見えないんです。
汚れ=目に見えるもの(糞とか残り餌とか)って思われてることがかなり多いですが、実はこれは△。
目に見える汚れは全く無い水槽だから大丈夫と思っていても、実は結構汚れ物質が溜まっているってのは良くある話。
私自身が、お店で働き始めたスタッフにまず始めに伝えることは、
「水槽飼育とは目に見えないものをコントロールすることで、目に見える汚れが見えている状況から対策してもそれは遅い。」
と教えています。それくらい重要な項目なんですね。
お魚飼育をしていると、知らない間にこの見えない汚れは水の中に溶け込んで、どんどん溜まっていきます。
そしてその濃度が高くなると、お魚が死んだり、病気になったり、コケだらけになったりするんですね。
じゃあ、水全部替えたら汚れ0じゃん!超綺麗!
となってしまいそうですが、そこは一つ踏みとどまってください(笑)
水槽の中のお水は、お魚の住んでいる場所そのものであって、我々でいうと空気みたいなものなんです。
あくまでイメージとしてなんですが、
突然、酸素濃度がめちゃくちゃ薄い所にテレポーテーションされるとか、30℃の温度の所から0℃の所にテレポーテーションされるとか
絶対身体がびっくりしますよね。
人間だから死なないこともあるかもしれませんが、小さい身体のお魚には、それはもう大ダメージなんです。
よく例えで出すのが、この世にどこでもドアがあるとして。
家から急に富士山の山頂に行ったら、気圧の高低差とか環境が急に変わりすぎて頭痛くなるよね絶対。ゆっくり登っても高山病になるのに急に行ったらダメージあるよね。
という話。なんとなくイメージ出来そうですかね?
飼育水を全部抜いて、真新しい水にお魚をエイヤーと入れると、
お魚にとってはこういう状況になってしまうということを知っておいてください。
水は水、どこの水も同じ水。ということではなく、
水槽が違えばそれは全く別の水。
温度が一緒でも、全く別の水。
なんです。
このお話は、購入後の水槽導入のお話でも詳しく書こうと思っていますのでまた・・
そして、水槽飼育において超重要な存在がバクテリア。
バクテリアについても機会があれば詳しく書きますが、水槽内を綺麗に保ってくれているのはこのバクテリアなんですよ。
ろ過機をつけたから綺麗になるってわけじゃないんですね。
そしてそう、このバクテリアも目に見えません(笑)
目に見えないものばかりなのです・・
簡単に説明すると、
バクテリアが大きな汚れや物質などを分解します。
最終的にある汚れ物質に変えてくれるのですが、これが水槽内にたまっていきます(これを分解するバクテリアがほぼいない)。
その最終物質を含めた汚れを水替えで減らす。
っていう流れなんですね。
このバクテリアが、今回の話にどう繋がってくるのかというと
水全部抜いて、全部丸洗いしたら大事なバクテリアが居なくなってしまいます。
つまり、
水を綺麗にするシステムを水替えする度に、全部なかったことにしている。
という状況に陥るわけですね。
「毎回全部水替えて洗っているのに、すぐ汚れる」
という現象の裏には、そもそもその水替え方法自体が水を綺麗にする力を無くしている。という事実があったのです。
つまり「週に1回1/3の水替え」とは、
魚にダメージを与えない程度の水質変化で、汚れの物質を少なくする。
&バクテリアも全部捨てない
を目指すための量と回数なんですね。
量や回数が多すぎたりすれば、魚とバクテリアに大ダメージ。
少なすぎれば、汚れが溜まって魚に大ダメージ。
水替えの重要性がなんとなくですが分かっていただけたのではないでしょうか?
そんな水替えに使用するアイテムがこちら、
灯油ポンプみたいなものから、ちょっとオシャレなものまで色々あります。
普通のホースでも出来ますが、
砂利の中の汚れも、水と一緒に排出できるようなシステムになっているものを選んでいただく方が良いです。
汚れの大元となる糞や餌は水と比べて重いので、大体砂利の中にたまっていきます。
上の方の水だけ抜くと、この大元がずっと水槽にあるまま・・
専用のアイテムを使うことでしっかり掃除を行うことが出来ますよ!
是非、お試しくださいね
by.店長
普通のホースでも出来ますが、
砂利の中の汚れも、水と一緒に排出できるようなシステムになっているものを選んでいただく方が良いです。
汚れの大元となる糞や餌は水と比べて重いので、大体砂利の中にたまっていきます。
上の方の水だけ抜くと、この大元がずっと水槽にあるまま・・
専用のアイテムを使うことでしっかり掃除を行うことが出来ますよ!
是非、お試しくださいね
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